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【蓬莱柿│イチジク│日本の在来種】産地・旬の時期・食べ方

【蓬莱柿│イチジク│日本の在来種】産地・旬の時期・食べ方 イチジク/無花果

こんにちは
リサです


真夏の名残がまだ少し感じられる頃、ふと恋しくなるのが、素朴で優しい甘さをもつ「蓬莱柿(ほうらいし)」というイチジク

あまり目立たない存在かもしれませんが、一度その味わいを知ってしまうと、「ああ、また今年も出会えてよかった」と心がじんわり満たされる果物です

今回は、秋のはじまりを彩る日本の在来種「蓬莱柿」について、その特徴や旬、選び方、おすすめの食べ方、そしてうれしい美容効果まで、たっぷりご紹介します
最後には私の“リサ的おすすめアレンジ”もありますので、どうぞお楽しみに♡


蓬莱柿の特徴

分類:イチジク(日本種・在来種)
品種:蓬莱柿(ほうらいし)

特徴
「蓬莱柿(ほうらいし)」は、江戸時代初期に日本に伝わったとされる、日本で最も古い在来種のイチジクのひとつ
「日本いちじく」や「在来いちじく」とも呼ばれ、今でも主に関西以西の地域でひっそりと愛され続けています

果実は小ぶりで、だいたい60〜100gほど
丸くて可愛らしい形をしていて、皮はやや黄緑がかった褐色から、熟すにつれて赤紫に色づきます
そして特徴的なのが、お尻の部分
熟してくると、星形にふわっと裂けるんです
その姿がとってもキュートで、思わず写真を撮りたくなってしまいます♡

果肉は赤みがかっていて、ねっとりとした口あたり
プチプチとした種の食感と合わさって、噛むごとにじゅわ〜っと広がるやさしい甘みと、ほんのりとした酸味のバランスが絶妙なんです

輸送にはあまり向かない繊細な果実なので、昔は地元で消費されることがほとんどでした
でも最近では、栽培や流通の技術が進化して、オンラインでのお取り寄せや産直市場でも見かけるようになりましたね


旬の時期

蓬莱柿の旬は、地域によって少しずれますが、露地栽培では8月上旬〜10月ごろまで楽しめます
一番の食べごろは、8月下旬から9月中旬ごろ
まさに、夏の終わりから秋の入り口にかけてなんですね

ハウス栽培が行われている一部の地域では、5月下旬ごろからすでに出荷が始まることもあるようですが、やっぱり露地ものの、自然の太陽と風を浴びた蓬莱柿が持つ濃い味わいは格別です

果汁のひんやりとした清涼感が喉を通り抜ける瞬間がたまらなく贅沢なんです♡


産地はこちら♪

蓬莱柿は、主に関西以西の温暖な地域で栽培されています
代表的な産地は以下のとおり

  • 広島県(瀬戸内側)
    瀬戸内の穏やかな気候と日照時間に恵まれたこの地では、果実の糖度がしっかりとのって、味の濃い蓬莱柿が育ちます
    「広島いちじく」のブランド名で出荷されていることも
  • 愛媛県
    同じく瀬戸内海沿岸に位置する愛媛では、家庭の庭先や畑でもよく見かけるほど、地域に根ざした果物として親しまれています
    瀬戸内のミネラルたっぷりの風が育てる果実です
  • 福岡県北部(行橋など)
    比較的少量多品種の栽培スタイルが主流の地域ですが、直売所では蓬莱柿がどっさりと並ぶことも
    朝採れの新鮮ないちじくに出会えるチャンスです

各地の農家さんが手間ひまかけて育てた蓬莱柿
もし道の駅や直売所などで見かけたら、ぜひ手にとって香りを確かめてみてください。やさしい甘さの予感が、鼻先をくすぐるはずです


他品種との比較

いちじくにはさまざまな品種があります
「蓬莱柿」は、江戸時代から受け継がれる日本いちじくの代表格
現代の甘みたっぷりの品種と比べてみます

品種名      糖度の目安       果皮の特徴       果肉の色        味の特徴        食感          サイズ     食べ方の特徴         日持ち     主な産地          
とよみつひめ約17〜18度以上
(非常に甘い)
とても薄く皮ごと食べられる白〜赤紫グラデーション濃厚な甘さで酸味はほぼなしとろけるようでなめらか、ぷちぷち感も◎やや小ぶり冷やして丸ごと食べる/贈答用にも人気比較的強い福岡県
(ブランド登録あり)
バナーネ約16〜18度やや薄め・黄色〜黄緑やや黄白色上品な甘さと軽い酸味、香りがバナナに近いねっとり系+やわらか中〜大ドライや焼きいちじくにも向く傷みやすい日本各地
蓬莱柿
(ほうらいし)
約14〜15度厚めで剥いて食べる赤〜ピンク系さっぱりした甘さとやや酸味がある水分多くあっさり系中〜大朝食・おやつ向き、素朴な風味が特徴傷みやすい関東〜関西広域
ホワイトゼノア約16〜17度やや厚め・緑がかった黄白色淡い赤〜ピンク系上品な甘さ、クセがなく繊細ややねっとり、やわらかすぎない小〜中見た目が美しく、カット映えするやや強い関東・中部の一部

蓬莱柿の面白いのがその食感
ぷちぷちとした種の食感と、ややシャクっとした果肉が同居し、派手さはないものの飽きのこない「滋味深さ」が魅力
とよみつひめのような濃厚さ、バナーネのような香り高さとはまた違う、日常にそっと寄り添う味わいです

ただし、皮が薄く傷みやすいことから日持ちはあまりしません
完熟したものを早めに楽しむのがおすすめ
主に関東から関西にかけての広い地域で栽培されていますが、輸送に弱いため、地元での直売や朝市での出会いが一番のチャンスです

購入時には以下のポイントをチェックしてください👇

目と鼻と、ちょっとした感覚が頼り
蓬莱柿は非常に繊細な果物なので、選ぶときには少しだけ注意が必要です
私が普段チェックしているポイントをご紹介しますね

蓬莱柿の選び方
  • 果皮の色が均一でツヤがあるもの
    黄緑〜淡い赤紫に色づいたものが完熟のサイン
    表面にハリとツヤがあればなお良しです
  • お尻の部分が軽く裂けている
    星形に割れている蓬莱柿は、甘さがピークに達している証拠
    ぜひ食べごろを見逃さずに♡
  • ずっしりと重みを感じるもの
    中に果汁がたっぷりと詰まっている蓬莱柿は、手に持つとふわっとした重量感があります
  • 甘く芳醇な香りがするもの
    香りを嗅いで、心がふっと緩むような甘さが感じられたら、それは大当たりです!

おすすめの食べ方

そのままでも、ひと工夫してもごほうびに

蓬莱柿はそのまま食べてももちろん美味しいですが、ひと工夫するだけで「おしゃれなカフェスイーツ」に変身します
リサ的おすすめアレンジをいくつかご紹介します♪

ミントを添えて盛り付け
彩りと香りのアクセントにミントを添えると、食卓がぐっと華やぎます♡

冷製蓬莱柿+はちみつ
冷やした蓬莱柿に、少量のはちみつを垂らすだけ。優雅なデザートに早変わりです

黒蜜&きな粉がけ
和のアレンジが好きな方にはこちら
ねっとりとした果肉と黒蜜の相性は抜群
きな粉で香ばしさをプラス

ヨーグルトにのせて
朝食やおやつにぴったり
ヨーグルトの酸味が蓬莱柿の甘さをより引き立ててくれます

その他、本当に様々な楽しみ方ができます👇


美容と健康にうれしい効果

罪悪感のないごほうびフルーツ

小さな果実ですが、蓬莱柿には女性にうれしい栄養がぎゅっと詰まっています

  • 食物繊維たっぷり
    腸内環境を整えて、スッキリ習慣に
  • カリウム&マグネシウム
    体内バランスを整え、むくみ対策にも
  • ポリフェノール(アントシアニン)
    抗酸化作用で美肌やアンチエイジングの味方
  • 後味さっぱり高糖度
    満足感がありながら、ヘルシー志向にもぴったり

「スイーツは控えたいけど、癒されたい」——
そんなときの味方になってくれる、自然派スイーツです


保存と食べごろのポイント

食べきるタイミングが肝心!

いちじくは追熟しない果物なので、完熟で収穫される蓬莱柿は「買ったらすぐ食べる」が鉄則です

冷凍保存もOK!
そのまま冷凍し、スムージーやシャーベットに活用できます
解凍せず食べると香りが引き立ちます

冷蔵保存する場合
乾いたキッチンペーパーなどで包み、ポリ袋に入れて野菜室へ
2〜3日以内に食べ切りましょう

カット後は当日中に
果汁がすぐに流れてしまうため、保存する場合はラップをして冷蔵庫へ


リサのひとこと

小さな果実の中に、甘さ、香り、食感、そしてどこか懐かしさまで詰まった「蓬莱柿」


秋の午後、ゆっくりとした時間を過ごしたいとき、スプーンでそっとすくって味わってみてください

最後まで読んでいただきありがとうございます
蓬莱柿を食べれば、きっとそのやさしい甘さに、心がふわっと軽くなるはずです
スーパーで見かけたら、迷わずカゴに入れてみてくださいね

“旬果びより” を通して
少しでも新しいフルーツとの出会いがあったら
嬉しいです♪

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