
こんにちは、リサです
週末のごほうびスイーツは、季節のフルーツと決めている私
今回は、秋が深まるころから冬にかけて味わえる特別な赤ぶどう
「紫苑(しえん)」をご紹介します
秋の果物といえば梨や柿を思い浮かべる方も多いですが、実はこの時期こそ「赤ぶどう」が本領を発揮する季節
紫苑は、ひと粒食べた瞬間に広がる濃厚な甘みと、まるで宝石のような美しい赤紫の輝きで、冬の食卓を華やかに彩ってくれます
寒くなってきた季節に、こたつでゆっくり味わうジューシーな果汁
それはまるで、秋から冬へ移ろう時間を閉じ込めたような「旬のごほうび」です
紫苑 の特徴
分類:ぶどう
品種:紫苑
紫苑は、「赤嶺」と「マニキュアフィンガー」を親に持つ比較的新しい品種
その名の由来は、秋の終わりに咲く花「紫苑(しおん)」から取られています
深みのある赤紫色の果皮が美しく、気品ある見た目はまさに“ブドウ界の貴婦人”
粒はやや楕円形で大粒
噛んだ瞬間にあふれる果汁と、上品でまろやかな甘みが特徴です
糖度は18〜20度前後にも達し、酸味はごくわずか
そのため、酸味が苦手な方にも食べやすく、「ぶどうは秋まで」と思っている方にも、ぜひ試してほしい晩秋の味わいです
さらにうれしいのが、その貯蔵性
低温で保存すれば、年末年始までおいしく味わうことができるため、「冬にも食べられるぶどう」として人気が高まっています。
皮はやや厚めで、基本的にはむいて食べるタイプ
その分、果肉は濃縮されたようにジューシーで、噛むたびに甘さが舌の上でとろける感覚がたまりません
旬の時期
紫苑の収穫は10月下旬から12月頃にかけて
多くのぶどうが9月で収穫を終えるなか、紫苑は晩秋に登場し、冬の訪れを知らせる存在です
ちょうどハロウィンが終わるころからクリスマス前までが食べごろ
市場でも、他のフルーツが少なくなる時期に赤く輝く紫苑は、とても貴重な存在です
冷え込む季節、温かいお茶を片手に甘いぶどうをひと粒
頬をなでる冷たい風の中でいただく紫苑の深い甘みは、まさに心まで温めてくれる“冬の果実”です
産地はこちら♪
紫苑の栽培は、日照時間が長く、寒暖差のある地域が中心
特に次の3県が、名産地として知られています
岡山県
「晴れの国おかやま」の名の通り、温暖で雨が少ない気候がぶどう栽培にぴったり
紫苑は贈答用にも人気があり、粒ぞろいの良さと高糖度が評価されています
マスカット・オブ・アレキサンドリアに続く、岡山の新たな代表品種として注目されています
香川県
穏やかな瀬戸内気候で、日中は日差しが強く、夜は気温が下がる――
この寒暖差が、紫苑の美しい発色と甘みを生み出します
香川産の紫苑は、皮が薄く果汁たっぷりで、食後のデザートにも最適
山形県
東北の地でも、盆地特有の気候を生かして甘く仕上げられた紫苑が人気
収穫後に低温貯蔵することで、冬まで新鮮さを保つ技術も進化しています
雪国の寒さを感じながら食べる甘い紫苑――そのギャップがまた贅沢です
旅行が好きなので、「この冬は新潟までル・レクチェの旅をしたいなぁ」なんて妄想しています
他品種との比較
紫苑の特徴をより感じていただくために、人気のぶどう品種と比較してみました
| 品種 | 味わい | 食感 | 香り | 皮の特徴 | 旬の時期 | おすすめの食べ方 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 紫苑(しえん) | 優しい甘酸っぱさ | とろける果肉感 | 上品で華やか | 皮が薄く食べやすい | 10月下旬〜12月 | 冷やしてデザート風に |
| シャインマスカット | 爽やかで上品な甘み | パリッと弾ける食感 | フルーティな香り | 皮ごと食べやすい | 8月下旬〜10月 | 冷やしてそのまま贅沢に |
| ナガノパープル | 濃厚でコク深い甘み | ジューシーで締まる | 重厚なぶどう香 | 皮ごとパリッと | 9月中旬〜10月 | ワインやスイーツにも |
| クイーンニーナ | 甘さしっかり濃厚 | 肉厚で食べ応え | 華やかで甘い香り | 皮ごとOK | 9月上旬〜10月 | 贈答・デザートに最適 |
| 甲斐路(かいじ) | 甘みと酸味の調和 | やわらかく上品 | 芳醇で香り高い | 皮はやや厚め | 9月中旬〜10月 | 冷やして果汁を堪能 |
紫苑は、皮をむく手間こそありますが、その一粒の満足感は別格
口に含むと、まるで果汁があふれ出すようなジューシーさと、華やかな香りが広がります
「ぶどうのスイーツ」と言いたくなるほどの濃厚な甘みは、まさに冬限定の贅沢です
購入時には以下のポイントをチェックしてください♪
紫苑のおすすめの食べ方
私のおすすめは「常温に少し戻して食べる」
冷蔵庫から出してすぐよりも、少し室温になじませた方が、紫苑の甘さと香りがふんわり広がります
週末の夜、ヨガで汗を流したあと、ゆっくり紫苑を味わう――
そんな時間が、私にとって最高のリセットタイムです
また、朝食のヨーグルトに紫苑を添えるのもお気に入り
ヨーグルトの酸味とぶどうの濃厚な甘さが絶妙にマッチして、朝から「きれい」を意識できる一皿になります
「フローズン紫苑とリコッタチーズのトースト」
1️⃣ 紫苑を房から外し、水気をしっかり拭き取って冷凍
2️⃣ トーストしたパンにリコッタチーズをたっぷり塗る
3️⃣ 凍ったままの紫苑をのせ、はちみつを少し
冷たい果実と温かいパンのコントラストが楽しく、まるでデザートのようなブランチに
冬の朝、紅茶と一緒に楽しめば、それだけで一日が幸せに始まります
美容と健康にうれしい効果
紫苑は、美味しいだけでなく、美容にも嬉しい成分がたっぷり
🌸 ポリフェノールで美肌・アンチエイジング
赤紫の皮にはアントシアニンが豊富
紫外線やストレスから肌を守り、ハリと透明感を保つサポートをしてくれます
💪 果糖とブドウ糖で疲労回復
エネルギー源になる単糖類が豊富で、疲れた体にすぐ届きます
仕事帰りや運動後のエネルギーチャージにもぴったり
✨ カリウムでむくみ対策
デスクワークで脚がむくみがちな方にもおすすめ
カリウムが余分な塩分を排出し、体をすっきり整えてくれます
紫苑はまさに、“美味しく食べてきれいになれる”理想のフルーツ
保存と食べごろのポイント
紫苑の美味しさを長く保つ秘訣は、「乾燥させないこと」
房ごと新聞紙に包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ
食べる直前まで房のままにしておくと、果汁を逃しません
また、軸を2〜3mm残してハサミで粒を切り離し、密閉容器で保存してもOK
冷凍すれば“フローズン紫苑”として長期保存もできます
冷凍紫苑は、ヨーグルトにのせても、炭酸水に浮かべても爽やか
まるで天然のぶどうシャーベットのような甘さが広がります
リサのひとこと

紫苑は、寒い季節にも心をあたためてくれる「冬ぶどう」
その華やかな赤紫の粒をひとつ頬張ると、まるで夕焼けのように甘く、静かに深まる秋を感じさせてくれます
最後まで読んでいただきありがとうございます
岡山や香川、山形――
それぞれの土地で大切に育てられた紫苑は、生産者さんの手間ひまが詰まった“小さな芸術品”のよう
もしスーパーで赤く輝く房を見かけたら、ぜひ一度手に取ってみてください
“旬果びより” を通して
少しでも新しいフルーツとの出会いがあったら
嬉しいです♪
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