
こんにちは
「旬果びより」へようこそ!
リサです
秋の果物売り場を歩いていると、ひときわ華やかなコーナーがあります
それが、ぶどう売り場です
緑、赤、紫、黒紫……
大きな粒が房いっぱいに並んでいるのを見ると、私はつい足を止めてしまいます
シャインマスカットのような明るい緑色のぶどうもあれば、巨峰のように深い紫色をしたぶどうもあります
同じ「ぶどう」なのに、見た目だけでなく、甘さ、酸味、香り、皮の食感まで大きく違うんですよね
今回は、そんな日本で親しまれているぶどうの魅力を、品種・旬・選び方・保存方法・栄養までまとめて紹介します
ぶどうの品種まとめ
ぶどうは品種によって味わいが大きく変わる
ぶどうは、品種を変えるだけで甘さや香り、食感がまったく違うため、食べ比べが楽しい果物です
「ぶどうなら何でも好き」という方も多いと思いますが、実際に食べ比べてみると、自分の好みが意外とはっきりします
私は果物を食べるとき、最近は「甘いかどうか」だけではなく、
皮ごと食べたいか
果肉の食感を楽しみたいか
香りを重視したいか
甘酸っぱい味が好きか
というところも気にするようになりました
例えば、手軽に食べたいならシャインマスカットやナガノパープル
濃厚な黒ぶどうらしい味を楽しみたいなら巨峰
赤系の華やかなぶどうを選びたいならクイーンニーナ
小粒をパクパク食べたいならデラウェア
というように、気分に合わせて選べます🍇
夏から晩秋まで、ぶどうは品種を変えながら楽しめる
ぶどうは、品種を選べば夏から晩秋まで旬を追いかけるように楽しめる果物です
「ぶどう=秋」というイメージがありますが、実は夏の早い時期から店頭に並び始めます
夏は小粒で食べやすいデラウェア
秋になると巨峰やナガノパープル、シャインマスカット
さらに秋が深まると甲州や甲斐路、紫苑など
品種によって登場する時期が少しずつ違うため、旬のリレーを楽しめるのがぶどうの面白さです🍇
シャインマスカット|皮ごと楽しめる人気ぶどう
シャインマスカットは、爽やかな香りと甘さ、パリッとした皮を丸ごと楽しめることが大きな魅力です
明るい黄緑色の粒は見た目も華やかで、ぶどう売り場でも存在感があります
口に入れると、マスカットらしい香りがふわっと広がり、甘さの中に爽やかな印象があります
そして、何より嬉しいのが皮ごと食べられること
皮をむいたり種を取り除いたりする必要がないため、洗ってそのまま食べやすいのが特徴です
私はシャインマスカットを買ったとき、最初の数粒はそのまま味わい、その後はヨーグルトに入れて食べることがあります
甘さと香りがあるので、シンプルなヨーグルトとも合わせやすいんです
贈答用として選ばれることも多い品種ですが、少し贅沢したい日のデザートにも向いています
| シャインマスカット:山梨名産・旬の時期・値段・見分け方__ |
巨峰|濃厚な味わいを楽しむ黒ぶどうの定番
巨峰は、大粒で濃厚な甘さとほどよい酸味を楽しめる、日本を代表する黒ぶどうです
「ぶどうといえば巨峰」
という方も多いのではないでしょうか
深い紫色の大粒は存在感があり、ひと粒食べるだけでもしっかりとした満足感があります
シャインマスカットの爽やかな甘さとは違い、巨峰には黒ぶどうらしいコクがあります
冷やして食べると果汁が口いっぱいに広がり、秋の訪れを感じさせてくれます
皮をむいて食べる昔ながらのスタイルもありますが、最近は食べやすさを重視した品種も増えてきました
「昔から食べているから」という理由だけでなく、改めてシャインマスカットなどと食べ比べてみると、巨峰ならではの濃厚さに気付くかもしれません
| 巨峰:山梨・長野・福岡名産│旬の時期│魅力と美味しい食べ方 |
ナガノパープル|濃厚な黒ぶどうを皮ごと楽しむ
ナガノパープルは、巨峰のような濃厚な味わいと、皮ごと食べられる手軽さを両立した長野県生まれのぶどうです
巨峰とリザマートを交配して育成された品種で、黒紫色の大粒が特徴です
ナガノパープルを初めて食べたときに印象に残るのが、皮の食感
パリッとした皮を噛むと、果汁がじゅわっと広がります
しかも種がないため、皮をむいたり種を出したりする手間がありません
濃厚な黒ぶどうを食べたいけれど、食べやすさも重視したい
そんな方にぴったりの品種です
さらに、皮ごと食べられることは栄養面でも注目したいポイントです
ぶどうの皮にはポリフェノールなどが含まれているため、果肉だけでなく皮まで食べられる品種なら、ぶどうを丸ごと楽しめます
ただし、特定の食品だけで健康を維持できるわけではないので、毎日の食事の中で果物の一つとして取り入れるのがおすすめです
| ナガノパープル:【希少ぶどう】長野名産、旬の時期・食べ方___ |
クイーンニーナ|華やかな赤色と濃厚な甘さ
クイーンニーナは、鮮やかな赤色と濃厚な甘さを楽しめる、見た目にも華やかなぶどうです
赤系ぶどうが好きな方なら、一度は試してみたい品種の一つです
大粒の果実は食卓に並べるだけでも華やかで、贈答用としても存在感があります
甘さがしっかりしていて、果肉には食べ応えがあります
シャインマスカットの緑、巨峰やナガノパープルの黒紫とはまた違った魅力があり、数種類のぶどうを盛り合わせると色の違いも楽しめます
私はぶどうを食べ比べるとき、味だけでなく色にも注目しています
同じ皿に緑、赤、紫のぶどうを並べるだけで、ちょっとしたフルーツプレートになるんです🍇
| クイーンニーナ:【皮ごとぶどう】長野名産、旬の時期、食べ方_ |
デラウェア|小粒だからこそ楽しめる甘さ
デラウェアは、小さな粒に甘さが詰まった、夏を代表する食べやすい種なしぶどうです
大粒の高級ぶどうが増えた今でも、デラウェアを見ると夏を感じる方は多いのではないでしょうか
小粒なので、一粒ずつ食べてもいいですし、房から粒を外しながらパクパク食べるのも楽しいぶどうです
種がないため、子どものおやつにも取り入れやすいのが魅力
冷蔵庫でしっかり冷やしておけば、暑い日のデザートにもぴったりです
大粒のぶどうとは違い、一粒の満足感よりも「次々に食べられる楽しさ」があります
私はデラウェアを食べるとき、最初は少しずつ食べているつもりなのに、気付くと房がかなり減っていることがあります
小粒だからこその食べやすさには、ついつい手が伸びてしまう魅力がありますね🍇
| デラウェア:【種なしぶどう】山梨名産・旬の時期・栄養&食べ方 |
甲州ぶどう|日本らしさを感じる伝統品種
甲州ぶどうは、長い歴史を持つ日本を代表するぶどうの一つで、穏やかな甘さと酸味を楽しめる伝統品種です
山梨県を代表するぶどうとして知られ、長い栽培の歴史があります
淡い紫色を帯びた果皮は、シャインマスカットや巨峰とは違った落ち着いた美しさがあります
味わいも比較的穏やかで、甘さだけを強く感じるタイプではありません
ほんのりとした酸味があり、食べた後に爽やかさが残ります
そして甲州ぶどうの魅力は、生食だけではありません
ワイン用ぶどうとしても重要な品種で、日本のワイン文化を語るうえでも欠かせない存在です
「ぶどうを食べる」という視点だけでなく、
「このぶどうからワインも造られているんだ」
と考えて味わうと、少し違った楽しみ方ができます
日本で長く育てられてきた品種だからこそ、旬果びよりでも紹介したいぶどうの一つです🍇
| 甲州ぶどう:山梨名産・旬の時期・食べ方|和ぶどうを徹底紹介_ |
甲斐路(かいじ)ぶどう|赤紫色の粒と華やかな香り
甲斐路は、美しい赤紫色と強い甘さ、華やかな香りを楽しめる人気の赤系ぶどうです
店頭で見かけると、赤紫色の粒が房いっぱいに並んでいて、とても華やかです
大粒のぶどうと比べると、どこか上品な雰囲気もあります
味わいは甘みがしっかりしていて、香りも豊か
酸味が比較的控えめなので、甘いぶどうが好きな方には好まれやすいでしょう
皮離れがよく、果肉を楽しみやすいのも特徴です
シャインマスカットやナガノパープルのような「皮ごと食べるぶどう」とは、また違う食べ方を楽しめます
私が甲斐路を食べるときに意識しているのは、香りです
冷蔵庫から出してすぐよりも、少し温度が上がった状態で食べると、ぶどうらしい香りを感じやすくなります
もちろん暑い日は冷やして食べるのもおいしいですが、香りを楽しみたいときは、食べる直前に冷蔵庫から出してみるのもおすすめです
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紫苑(しえん)|秋の終わりに楽しみたい赤紫ぶどう
紫苑は、秋の終盤に旬を迎える、細長い粒が特徴的な赤紫系のぶどうです
一般的な丸いぶどうとは違い、細長い粒が房になっているため、見た目にも個性があります
そして紫苑の大きな魅力が、晩秋まで楽しめること
夏から秋にかけてさまざまなぶどうが登場しますが、秋が深まるにつれて店頭で見かける品種は少しずつ変わっていきます
そんな時期に登場する紫苑は、
「今年のぶどうシーズンも終盤だな」
と感じさせてくれる存在です
甘みが強く、酸味が控えめなので、濃い甘さを楽しみたい方にも向いています
細長い粒は見た目にも美しく、数種類のぶどうを盛り合わせたときにもアクセントになります
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とにかく甘いぶどうを食べたいなら
濃い甘さを楽しみたい方には、クイーンニーナやナガノパープル、巨峰などがおすすめです
クイーンニーナ
赤紫色の大粒が美しく、濃厚な甘さと華やかな香りが魅力
見た目も華やかなので、贈り物にはもちろん、家族で食べるときにも特別感があります
「今日は少し贅沢なぶどうを食べたい」
そんな日に選びたくなる品種です
ナガノパープル
黒ぶどうらしい深い味わいを楽しみながら、皮ごと食べられるのが魅力
濃厚な甘さとパリッとした食感を一緒に楽しめます
巨峰
昔から親しまれている王道の黒ぶどう
大粒で果汁が多く、ぶどうらしい濃厚な味わいを楽しみたい方に向いています
ぶどうの旬はいつ?夏から秋のリレーを楽しもう
ぶどうは、7月頃から11月頃まで、品種を変えながら楽しめるのが魅力です
もちろん地域や栽培方法によって出荷時期は前後します
また、近年はハウス栽培や栽培技術の進歩によって、以前より長い期間ぶどうを見かけるようになりました
そのため「この月なら必ずこの品種」と決めつけるのではなく、旬の目安として考えるのがおすすめです
7月〜8月|夏ぶどうの季節
この時期に楽しみたいのが、デラウェアなどの早い時期から出回るぶどうです
暑い日に冷やしたぶどうを食べると、果汁の爽やかさが心地よく感じられます
小粒のデラウェアなら、家族みんなで気軽に楽しめます
夏休みのおやつとして冷蔵庫に入れておくのもいいですね
8月〜9月|大粒ぶどうが増えてくる
夏の終わりから秋の入り口にかけては、巨峰やナガノパープルなどが楽しみな時期です
黒ぶどうの濃厚な甘さを味わいたいなら、この時期は要チェック
シャインマスカットも早い地域や栽培方法によっては、この頃から出回ります
「今年はどの品種を買おう?」
と迷うのも楽しい時期です
9月〜10月|ぶどうの種類が豊富になる
9月から10月は、ぶどうを食べ比べるのに向いている時期です
- シャインマスカット
- 巨峰
- ナガノパープル
- クイーンニーナ
- 甲州ぶどう
- 甲斐路
など、さまざまなタイプのぶどうが店頭に並びます
私はこの時期に、あえて違う色のぶどうを2種類以上買うのがおすすめです
例えば、
緑のシャインマスカット+黒紫の巨峰
という組み合わせ
さらに赤系のクイーンニーナを加えれば、味だけでなく見た目も華やかになります
一房ずつ買うのが難しい場合は、少量パックを選んで食べ比べるのもいいですね
10月〜11月|秋の終盤を彩るぶどう
秋が深まると、甲州や甲斐路、紫苑など、個性的な品種が楽しめます
この時期は、
「ぶどう=シャインマスカット」
だけではありません
日本で長く栽培されてきた伝統品種や、晩秋まで楽しめる品種にも目を向けてみてください
特に紫苑のような晩生品種は、秋の終わりにぶどうを楽しめる貴重な存在です
旬を知って選ぶだけで、果物ライフが豊かになりますよ
ぶどうの豆知識
ぶどうの豆知識①|「巨峰」という名前の由来
巨峰という名前には、誕生した土地と富士山にまつわる由来があります
巨峰は静岡県で育成された品種で、開発地から見える雄大な富士山にちなんで「巨峰」と名付けられたとされています
大粒で堂々とした姿を見ていると、この名前がよく似合っていると感じます
普段何気なく食べているぶどうにも、こうした背景があるんですね
ぶどうの豆知識②|なぜ「種なしぶどう」があるの?
種なしぶどうの栽培には、植物ホルモンのジベレリンを利用する方法が広く知られています
ジベレリン処理によって、種ができにくい果実を作ることができます
ただし、すべての種なしぶどうが同じ方法で作られているわけではなく、品種や栽培方法によって違いがあります
「種がないのは、もともと種がない品種だから」
と思っていた方も多いかもしれません
実際には、栽培技術によって私たちが食べやすいぶどうが作られているケースもあるんです
種を気にせず食べられるぶどうが増えたことで、子どもから大人まで、以前より気軽にぶどうを楽しめるようになりました
ぶどうの豆知識③|生食用とワイン用のぶどうは違う
ぶどうは、生で食べるだけでなく、ワインを造るためにも重要な果物です
日本では生食用のぶどうが身近ですが、世界に目を向けるとワイン用ぶどうも非常に重要な存在です
ワイン用ぶどうは、生食用ぶどうとは品種や栽培の目的が異なります
甲州のように、生食用としてもワイン用としても知られる日本の品種もあります
普段食べている一粒のぶどうから、
「この果実がワインにもつながっているんだ」
と考えてみると、ぶどうの世界が少し広く感じられますね🍷🍇
ぶどうの保存方法|買ったら早めに食べるのが基本
ぶどうは、購入後できるだけ早めに食べることで、香りや食感を楽しみやすくなります
ぶどうは収穫後にバナナや洋梨のように大きく甘くなる「追熟」を期待する果物ではありません
そのため、買ってから長期間置いておくより、状態の良いうちに食べるのがおすすめです
冷蔵庫では野菜室がおすすめ
家庭で保存するなら、冷蔵庫の野菜室などで保存し、乾燥を防ぐことがポイントです
購入時のパックや袋に入れたまま保存できる場合は、そのままでも構いません
房を新聞紙やキッチンペーパーなどで包んでから保存袋に入れる方法もあります
ただし、保存前に水洗いするのはおすすめしません
水分が残っていると傷みやすくなるため、食べる直前に洗うのが基本です
ぶどうは「房のまま」と「粒を外して」どちらがいい?
保存方法として迷いやすいのが、
「房のまま保存するのか」
「粒を外して保存するのか」
という問題です
基本的には、食べる直前まで房から粒を外さないほうが保存しやすいです
粒を房から外すと、軸との接点から水分が抜けやすくなります
そのため、
すぐ食べる → 房のまま冷蔵
冷凍する → 粒を外して保存
と使い分けると分かりやすいでしょう
冷凍ぶどうなら夏のおやつにもぴったり
ぶどうは、冷凍するとシャーベットのような食感で楽しめるので、食べ切れないときの保存方法としても便利です
まず粒を房から外し、流水でやさしく洗います
その後、キッチンペーパーなどで水分をしっかり拭き取ります
保存袋などに入れて冷凍すれば完成です
食べるときは、完全にカチカチの状態より、少し室温に置いてから食べると口当たりが変わります
シャインマスカットなど皮ごと食べられる品種なら、冷凍後もそのまま楽しみやすいです
夏場なら、アイスの代わりに冷凍ぶどうを用意しておくのもいいですね🍇
ぶどうを冷やす時間で味わいが変わる
ぶどうは、食べる直前に適度に冷やすと、果汁の爽やかさを楽しみやすくなります
冷蔵庫から出してすぐのキンキンに冷えた状態では、甘さや香りを感じにくいことがあります
特に香りの豊かな品種は、少し温度を戻してから食べると香りが分かりやすくなります
一方、暑い日に食べるなら、しっかり冷やしたぶどうの爽快感も格別です
私は、
暑い日 → しっかり冷やす
香りを楽しみたい日 → 少し温度を戻す
というように、その日の気分で食べ方を変えています
ぶどうを食べる前の「ひと手間」
ぶどうをおいしく食べるために、私が意識しているのが食べる分だけ洗うことです
房ごと全部洗ってしまうと、食べ切れなかったときの保存が少し難しくなります
そのため、
- 食べる分だけ房から取る
- 流水でやさしく洗う
- 水気を拭く
- 冷やして食べる
という流れにしています
特に皮ごと食べるシャインマスカットやナガノパープルは、果皮まで口に入れるため、食べる前に流水でしっかり洗うことをおすすめします
リサのおすすめ「ぶどう食べ比べ」
私が初めてぶどうの食べ比べをする方におすすめしたいのは、違う色のぶどうを3種類選ぶ方法です
例えば、
シャインマスカット
クイーンニーナ
巨峰
この3種類
緑、赤、黒紫と見た目が違うだけでなく、香りや甘さにも違いがあります
家族で食べるなら、
「どれが一番好き?」
と聞いてみるのも楽しいですよ
子どもは意外と大人とは違う品種を選ぶことがあります
食べ比べをすると、ただ「甘い」「おいしい」で終わらず、
「このぶどうは香りが好き」
「こっちは皮の食感が好き」
と、味の違いを言葉にするきっかけにもなります
ぶどうの栄養・健康メリット
ぶどうは栄養も楽しめる果物
ぶどうは、甘さや香りを楽しみながら、カリウムや糖質、ポリフェノールなどを補える果物です
「ぶどうは甘いから、食べ過ぎると太りそう」
そんなイメージを持っている方もいるかもしれません
確かに、ぶどうは糖質を含む果物なので、いくら食べても大丈夫という食品ではありません
一方で、果物にはビタミンやミネラル、食物繊維なども含まれています
大切なのは、ぶどうだけを特別視するのではなく、毎日の食事全体のバランスを考えながら適量を楽しむことです
ここでは、ぶどうに含まれる主な栄養素について、管理栄養士の視点から分かりやすく紹介します🍇
カリウムで食生活をサポート
ぶどうには、カリウムが含まれており、日々の食生活で不足しやすいミネラルを補う食品の一つになります
カリウムは、体内のナトリウムとのバランスを保つ働きに関わる栄養素です
特に、普段から外食が多かったり、加工食品や味の濃い料理を食べる機会が多かったりする方は、野菜や果物などからカリウムを摂ることを意識してみるとよいでしょう
ただし、カリウムを多く摂れば摂るほど健康になるわけではありません
腎臓の機能に問題があり、カリウムの摂取量について医師から指示を受けている方は、自己判断で摂取量を増やさないようにしてください
健康な方であれば、ぶどうだけに頼るのではなく、野菜、果物、豆類などさまざまな食品からバランスよく摂ることが大切です
ポリフェノールを含む皮も楽しめる
ぶどうの魅力の一つが、果皮にポリフェノールが含まれていることです
特に赤系や黒系のぶどうは、果皮の色が濃いものが多く、アントシアニンなどのポリフェノールを含んでいます
アントシアニンは植物が持つ色素成分の一つ
ブルーベリーや紫いもなど、赤紫色や青紫色をした食品にも含まれています
ここで大切なのは、
「アントシアニンを食べれば視力が回復する」
「ポリフェノールを食べれば老化しない」
といった断定はできないということです
食品に含まれる成分にはさまざまな働きが研究されていますが、特定の食品だけで病気を予防したり、体の変化を止めたりできるわけではありません
だからこそ私は、ぶどうを「健康食品」としてではなく、おいしく食べながら栄養も摂れる果物として楽しむことをおすすめします
皮ごと食べられるぶどうなら栄養も丸ごと
シャインマスカットやナガノパープルなど、皮ごと食べられる品種は、果肉だけでなく果皮も一緒に楽しめるのが魅力です
ぶどうの皮にはポリフェノールなどが含まれているため、皮ごと食べられる品種なら、果皮に含まれる成分も一緒に摂取できます
また、皮のパリッとした食感も、皮ごと食べるぶどうならではの楽しみです
ただし、皮ごと食べる場合は、食べる前に流水でしっかり洗いましょう
また、
「皮ごと食べられる品種=必ず皮を食べなければいけない」
ということでもありません
食感や好みに合わせて、皮をむいて食べても大丈夫です
ぶどう糖はエネルギー源になる
ぶどうには、ブドウ糖や果糖などの糖質が含まれており、体を動かすためのエネルギー源になります
特にブドウ糖は、脳や体が利用するエネルギー源として重要な栄養素です
「疲れたからぶどうを食べよう」
という食べ方もできますが、ぶどうを食べれば疲労が治るという意味ではありません
疲れを感じたときは、睡眠や食事、休養なども大切です
スポーツをする方なら、運動前後のおやつとして果物を取り入れる方法もあります
ただし、運動量や時間によって必要なエネルギー量は異なるため、ぶどうだけで栄養補給を済ませる必要はありません
食物繊維も含まれている
ぶどうには、食物繊維も含まれているため、毎日の食生活に果物を取り入れる選択肢の一つになります
食物繊維は、腸内環境や排便習慣などと関わりのある栄養素です
ただし、ぶどうだけで十分な食物繊維を摂れるわけではありません
野菜、豆類、海藻、きのこ、穀類など、さまざまな食品から摂取することが大切です
「ぶどうを食べればお腹の調子が良くなる」
と単純に考えるのではなく、普段の食事に果物を一品加える感覚で取り入れてみましょう
ぶどうは何粒食べればいい?
ぶどうを食べる量は、「一房全部」ではなく、1日の果物摂取量全体を考えて調整するのがおすすめです
健康維持のための果物摂取については、一般的に1日200g程度が目安として紹介されています
ただし、これは「必ず毎日200gのぶどうを食べる」という意味ではありません
りんご、みかん、キウイ、桃など、他の果物と組み合わせても構いません
例えば朝にキウイを食べたなら、午後のおやつにぶどうを少し
というように分けてもいいですね
ぶどうは粒が小さいため、気付かないうちに食べる量が増えやすいのが注意点です
私の場合は、房のままテーブルに置いて食べるより、最初に食べる分だけ皿に取り分けるようにしています
これだけでも「あと一粒だけ」が続いてしまうのを防ぎやすくなります🍇
ぶどうを食べるおすすめのタイミング
ぶどうは、朝食や昼食、おやつなど、生活スタイルに合わせて取り入れやすい果物です
朝食に
ヨーグルトやシリアルなどと組み合わせれば、手軽な朝食の一品になります
シャインマスカットなら香りも楽しめます
午後のおやつに
仕事や家事の合間に、適量のぶどうを楽しむのもおすすめ
お菓子の代わりに果物を選ぶことで、食生活に果物を取り入れやすくなります
食後のデザートに
食後に少量のぶどうを楽しむのもいいですね
ただし、すでに十分な食事量を摂っている場合は、食べる量を調整しましょう
まとめ|ぶどうの魅力、もっと深く楽しもう

ぶどうは、品種を知るほど「自分好みの一房」を見つける楽しさが広がる果物です
同じぶどうでも、これだけ個性が違います
「ぶどうは甘い果物」というだけで終わらせてしまうのは、少しもったいないですよね
品種、産地、旬、食感、香り
少しだけ知識を増やしてから食べると、いつもの一粒がもっと面白く感じられます
そして、健康面では、ぶどうに含まれるカリウムや食物繊維、ポリフェノールなどを、毎日の食事の中でバランスよく取り入れていきましょう
特定の果物だけに頼るのではなく、季節ごとにいろいろな果物を楽しむことが大切です
最後まで読んでいただきありがとうございます
この記事が、
「どのぶどうを買おうかな」
「次は違う品種を食べてみたい」
「旬のぶどうをお取り寄せしてみようかな」
と思うきっかけになったら嬉しいです
ぶどうは、夏から秋にかけて私たちの食卓を彩ってくれる季節の果物
その時期にしか出会えない品種を探すのも、旬を味わう楽しみの一つです
今年はぜひ、いつもの品種だけではなく、気になったぶどうを一房選んでみてください
新しいお気に入りが見つかるかもしれません🍇
“旬果びより” を通して
少しでも新しいフルーツとの出会いがあったら
嬉しいです♪
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