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【いちごのまとめ】旬:12月~5月

【甘いいちごの選び方】人気品種の違い│味・旬・特徴まとめ いちご/苺

こんにちは、リサです。

「旬果びより」では、日本の四季をフルーツで味わうことをテーマに、日々の暮らしに寄り添う果物をご紹介しています。

今回の主役は、老若男女問わず愛される果物「いちご

いちごは「甘さの個性」を知ることで、何倍も美味しく楽しめるフルーツです

冬から春にかけて、果物売り場が一気に華やぐ季節がやってきました
赤く艶やかに並ぶいちごを見るだけで、なぜか気持ちまで明るくなる
そんな経験、ありませんか?

ひと口にいちごと言っても、実は甘さ・香り・酸味・食感は品種ごとにまったく違うんです
この記事では、「とにかく甘いいちご」を軸に、定番から希少品種までを徹底的に掘り下げます


いちごの基礎知識

いちごの“甘さ”は、糖度+酸味+香りのバランスで決まります

よく「糖度○度!」と書かれているのを見かけますが、実際に感じる甘さは数字だけでは語れません
酸味が控えめだと甘さが強調され、逆に酸味があると後味が引き締まります

また、いちごの香り成分は甘さを錯覚させる効果も
だから同じ糖度でも、「すごく甘い!」と感じる品種と、「さっぱり」と感じる品種があるんですね


甘さ重視で選ぶ!おすすめいちご品種紹介

あまおう(福岡県)

濃厚な甘さと果汁感を求めるなら、まずはあまおう

「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字から名付けられたあまおうは、日本を代表するブランドいちご
大粒で果肉がしっかりしており、噛んだ瞬間に果汁があふれ出します

最大の魅力は、コクのある甘さと控えめな酸味
ケーキやパフェに使われることが多いですが、実はそのまま食べるのがいちばん贅沢
「今日は自分を甘やかしたい」そんな日に選びたい一粒です

【あまおう】甘い高級苺│名前の由来・産地・旬の時期・選び方 あまおう:甘い高級苺│名前の由来・産地・旬の時期・選び方

とちおとめ(栃木県)

甘さと酸味のバランスが良く、毎日食べても飽きない万能型

長年愛され続けてきた理由は、その安定感
甘みの中に程よい酸味があり、後味はすっきり
ジャムやスイーツに加工しても風味が落ちにくく、家庭用にもぴったりです

「甘すぎるのは苦手だけど、いちごらしさは欲しい」
そんな方におすすめの、王道いちごです

スカイベリー(栃木県)

上品で透明感のある甘さを楽しみたい人に

大粒で美しい円錐形、まさに“見惚れる”いちご
口に入れた瞬間の印象は、驚くほどクリア
甘さはしっかりあるのに、重くならず、後味は爽やかです

香りも穏やかで、紅茶やシャンパンとの相性も◎
大人のいちご時間を楽しみたい方にぴったりです

【スカイベリー】栃木名産・旬の時期│華やかな香り・上品な甘さ スカイベリー:栃木名産・旬の時期│華やかな香り・上品な甘さ___

紅ほっぺ(静岡県)

甘さも酸味も楽しみたい、いちご好きのための品種

名前の通り、ほっぺが落ちるほどの濃厚さ
甘みが強い一方で、しっかりした酸味もあり、味に奥行きがあります

噛むほどに広がる香りとコクは、まさに“食べごたえのあるいちご”
ミルクや練乳と合わせると、より甘さが引き立ちます

【苺_紅ほっぺ】静岡名産・旬の時期│大粒で香り豊かな人気いちご 紅ほっぺ:静岡名産・旬の時期│大粒で香り豊かな人気いちご____

白苺(淡雪など)

見た目も味も特別感を楽しみたいなら白苺

白〜淡いピンク色の果皮が特徴の白苺は、希少性が高く贈答用にも人気
酸味が非常に少なく、やさしく上品な甘さが印象的です

「いちご=赤」の概念を覆す存在で、初めて食べると驚く方も多いはず
特別な日のデザートにおすすめです

夏瑞(なつみずき)

夏でも甘いいちごを楽しみたい人の救世主

夏秋いちごの代表格である夏瑞は、高温期でも糖度が安定
酸味が穏やかで、さっぱりとした甘さが特徴です

「夏はいちごが食べられない」と思っていた方にこそ試してほしい品種
季節を超えて楽しめる、次世代型いちごです

夏いちご「夏瑞」の旬や特徴|北海道産の甘くて希少ないちご 夏瑞(なつみずき):【希少いちご】北海道名産・旬の時期・特徴・読み方

品種の比較表

いちごは「甘さの強さ」だけでなく、「甘さの質」で選ぶと失敗しません

旬果びより視点で整理した比較表をご覧ください

品種      甘さ           酸味       食感          旬時期     
あまおう濃厚でコクのある甘さ非常に控えめ果汁たっぷりジューシー12〜3月
とちおとめ甘さと酸味のバランス型ほどよく感じるしっかりした果肉12〜4月
スカイベリー透明感のある上品な甘さ少なめなめらかで柔らかい1〜3月
紅ほっぺ力強く印象に残る甘さはっきり感じる噛みごたえあり12〜3月
白苺角のないやさしい甘さほぼ感じないしっとり柔らか12〜2月
夏瑞すっきり軽やかな甘さ穏やかみずみずしい6〜9月

「糖度が高い=一番甘く感じる」ではないのが、いちごの奥深さ
今の気分・食べるシーンに合わせて選ぶことで、満足度はぐっと高まります


健康・美容といちご

いちごは「甘いデザート」ではなく、「美容と体調管理の味方」です

いちごはスイーツのイメージが強い果物ですが、実は栄養面でもとても優秀
「甘いものが食べたいけど、体に負担はかけたくない」
そんなとき、いちごほど頼れる存在はありません

ビタミンCが豊富で、冬の肌を守る

いちごの代表的な栄養素といえば、ビタミンC
中サイズのいちご5〜6粒で、1日に必要なビタミンCの約半分を補えると言われています

ビタミンCは、

  • 肌のハリ・透明感を保つ
  • シミの原因となるメラニン生成を抑える
  • 免疫力をサポートする

など、冬から春にかけて特に意識したい働きばかり
乾燥しやすい季節にいちごが旬を迎えるのは、理にかなっているんです

甘いのに低カロリー、罪悪感が少ない

いちごは100gあたり約30kcal前後と、果物の中でも比較的低カロリー
ケーキやチョコレートと比べると、その差は一目瞭然です

「甘いものを我慢する」のではなく、
“選び直す”だけで体への負担は大きく変わる
夜のデザートをいちごに置き換えるだけでも、気持ちが軽くなります

食物繊維で、腸内環境もサポート

いちごには、水溶性・不溶性の食物繊維がバランスよく含まれています

  • 便通を整える
  • 腸内の善玉菌をサポート
  • 栄養の吸収効率を高める

腸内環境が整うことで、
肌の調子・代謝・気分の安定にも良い影響が期待できます


「無性に甘いものが欲しい日」にこそ、いちごを

疲れているときや、ストレスが溜まっているとき
人は自然と甘いものを欲します

そんなとき、いちごを選ぶことは
心にも体にもやさしい選択

・自然な甘さ
・噛むことで得られる満足感
・食べた後の軽さ

「ちゃんと満たされるのに、後悔しない」
それが、いちごが長く愛され続ける理由なのかもしれません


いちごのおすすめの食べ方

いちごは「何も足さない」がいちばん贅沢。次に“少しだけ”足すのが正解です

いちごは、そのまま食べても完成度の高い果物
だからこそ、手を加えすぎないことが美味しさを引き立てます

まずはそのまま。洗いすぎないのがコツ

買ってきたいちごは、食べる直前に、軽く水で洗うだけ
長く水に浸すと、甘みや香りが流れ出てしまいます

ヘタは洗う前に取らず、洗ってから外すのがポイント
先に取ると、そこから水が入り、味がぼやけてしまいます

「何もしていないのに、こんなに甘い」
それを実感できるのが、旬のいちごです

甘さを引き立てたいなら、練乳は“少量”

練乳をたっぷりかけたくなる気持ち、わかります
でも実は、少量をちょんと添えるだけで十分

おすすめは

  • 練乳を直接かけない
  • 小皿に少量出し、いちごの先端だけつける

甘さが重なりすぎず、いちご本来の香りが際立ちます

大人向けアレンジ:バルサミコ酢・黒胡椒

少し意外ですが、相性抜群なのがバルサミコ酢
数滴垂らすだけで、甘さに深みが出てデザート感が一気にアップ

さらに黒胡椒をほんの少し
甘さが引き締まり、ワインにも合う一皿になります

食感を変えて楽しむ:冷凍いちご

食べきれないときは、迷わず冷凍を

  • 洗って水気を拭く
  • ヘタを取る
  • 重ならないように冷凍

半解凍で食べると、シャーベットのような食感
ヨーグルトやスムージーにもぴったりです


いちごの保存方法

いちごは「触らない・洗わない・重ねない」で鮮度が保てます

いちごはとてもデリケート
少しの扱いの差で、味も日持ちも大きく変わります

冷蔵保存が基本。野菜室より冷蔵室

最適な保存温度は0〜5℃
野菜室は温度がやや高いため、冷蔵室がおすすめです

保存の手順は以下

  1. パックから取り出す
  2. 傷んだものがあれば先に食べる
  3. キッチンペーパーを敷いた保存容器に並べる
  4. 重ならないように配置
  5. フタをして冷蔵庫へ

これだけで、鮮度が1〜2日変わります

洗うのはNG。食べる直前まで我慢

保存前に洗うのはNG
水分が付くことで、傷みが一気に進みます

「早く洗っておきたい」気持ちは抑えて、
食べる直前まで手を出さないのが正解です

冷凍保存は約1か月OK

冷凍いちごは、約1か月保存可能

  • スムージー
  • ジャム
  • 炭酸水に入れてフルーツ氷

用途を決めて冷凍すると、使い切りやすくなります


まとめ

いちごは、知るほどに楽しく、選ぶほどに美味しくなる果物です


甘さ重視、香り重視、見た目重視
どれが正解ということはありません

ぜひ今年は、「今の自分がいちばん食べたい一粒」を探してみてください
それがきっと、季節を味わういちばんの近道です

最後まで読んでいただきありがとうございます

いちごは、ただ甘いだけの果物ではありません
品種ごとの個性を知り、食べ方や保存方法を少し工夫するだけで、
いつもの一粒が、季節を味わう特別な時間に変わります

忙しい毎日の中でも、
冷蔵庫を開けて、赤く艶やかないちごが目に入るだけで、
ふっと心がほどける瞬間がありますよね

ぜひ今年はいちごの旬を、
「なんとなく」ではなく「選んで、味わう」楽しみ方で
あなたのお気に入りの一粒が、
この季節を少しだけ、やさしく甘くしてくれますように

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